【自社製品を好きになれない】メーカー営業が嫌になる流れ

【自社製品を好きになれない】メーカー営業が嫌いになる流れ

マルニ先輩
マルニ先輩

この記事のまとめ

やりがいはある、頼れる上司もいる、顧客との関係も良好…

なのにもう営業をやりたくないのはなぜ?

自社製品が好きになれないとメーカー営業が嫌になります

メーカー営業にとって本当に自社製品を売りたいと思えるかどうかはとても重要

自身の経験を踏まえて好きだった仕事が嫌いになる流れと対処法を解説します

私は新卒からメーカー営業としてのキャリアをスタートしました。

  •  仕事の成果が会社の売上・利益に直接つながる
  •  目に見える「モノ」を顧客の手に届ける
  •  自分の関わった製品が世に出て人々の生活を支える

メーカー営業はそんな手触り感があり、やりがいのある仕事です。

そんなメーカー営業の仕事が嫌いになったのはいつからだったか?

バツイチくん
バツイチくん

仕事を覚えて製品知識が増えていくほど心にモヤモヤしたものが広がっていく…

マルニ先輩
マルニ先輩

それって原因は自社製品が好きじゃないことに気付いたせいなんじゃないか?

自分が顧客の立場だったらこの製品を買うか?という問いに「Yes」と胸を張って答えられない…

その事実に気付いたとき、メーカー営業にとって自社製品が好きになれないことは致命傷だと悟りました。

この記事では営業が嫌いになる流れと、最終的に転職を決意するまでの葛藤をまとめます。

メーカー営業が嫌いになる流れ

メーカー営業が嫌いになる流れ

メーカー入社1年目に初受注したときの嬉しさは今も忘れません。

小額だったけど仕事の成果が数字に表れる瞬間は得がたい喜びでした。

ところが経験を積んでいくとだんだん雲行きが怪しくなってきます。

  • 売った製品が不具合を起こしてクレームがきた…
  • 実は他社製品の方が安くてスペックも良い…
  • 受注できたのは単純に一番安かったからだ…
バツイチくん
バツイチくん

製品知識が増えていくほど顧客を騙しているような罪悪感すら覚えてきた…

マルニ先輩
マルニ先輩

それはメーカー営業の仕事が嫌いになる負のループにはまっている可能性があるね

自社製品を販売する
製品知識・競合知識が増えていく
自社製品のダメなところが見えてくる
それでも自社製品のみを販売することがメーカー営業の使命
メーカー営業の限界を感じ、仕事が嫌いになる

メーカー営業は商社とは違い自社製品しか販売することができません

顧客に最善の価値を届けたいという正義感が強い人ほど、その限界に悩みます。

自社製品が好きになれない理由

自社製品が好きになれない理由

日常生活の中でも、私たちは様々な理由で製品を選り好みします。

  • デザインが気に入らない
  • 使い勝手が悪い
  • 欲しい機能がついていない
バツイチくん
バツイチくん

うーん…自分が自社製品を好きになれない理由とはちょっと違う気がする…

マルニ先輩
マルニ先輩

それは買う側と売る側で立場が異なるから当然だろう

製品を販売して利益を得る側には顧客満足を追及する使命があります。

それではメーカー営業が「自社製品が好きになれない」理由とは何なのか?

その理由は大きく分けて以下の5つがあります。

尖った特徴や強みがない

あなたの製品にしかない特徴や強みを教えてください。

そう聞かれてドキっとした経験は誰しもあるのではないでしょうか?

市場が成熟すると技術はほとんど頭打ちとなりどの会社も似たようなスペックの製品を作ることが可能です。

そんな製品をどうやって売るのかというと結局、各社で値下げ合戦になります。

これといったアピールポイントもなく、ただ一番安くオファーできた会社が受注する…

そんな営業活動を繰り返していたら自社製品の魅力を見つけるのは至難の業です。

弱みを隠さなければならない

製品知識を増やせば増やすほどその自社製品の「弱さ」にも詳しくなってきます。

  •  新製品なのに旧モデルと代わり映えがしない
  •  技術的には他社の方がはるかに進んでいる
  •  数年使い続けると故障のリスクが大幅に上がる

しかしながら営業は顧客の前でそれらの弱さを隠して製品をPRしなければなりません。

バツイチくん
バツイチくん

もしかしたら他社製品の方が顧客ニーズに合っているかもしれない…

そのようなホンネを隠して罪悪感と葛藤する日々はストレスとして蓄積されていきます。

革新的な開発ができない

日本には自動車メーカーがたくさんあるのになぜ自動運転のテスラはアメリカで生まれたのか?

日本にはカメラメーカーがたくさんあるのになぜGoproやドローンに遅れをとっったのか?

  •  新規市場の開拓
  •  新しい価値の創出
  •  過去の常識からの脱却

残念ながら日本のメーカーはこういった革新的な開発が苦手です。

おそらく一番大きな原因は日本社会の失敗を許さない風潮でしょう。

結果として日本のメーカーにおける開発とは「スペックの向上」に終始しており「ワクワク感」がありません。

日本でしか売れていない

日本は世界的に見ても特殊な市場です。

例えば軽自動車なんて海外で走っていないし、海外で見るテレビのほとんどは韓国製です。

世界に目を向ければ向けるほど自社製品の世界での認知度や競争力に限界を感じてしまいます。

日本でそこそこ認知されている製品も海外に行けば誰も知らないなんてことはよくあることです。

日本の守られた市場でしか売れない製品は「井の中の蛙」そのものといえます。

工場が疲弊している

メーカーで働いていると生産者の顔を一番近くで見るようになります。

そのため、工場が元気かどうかは製品の魅力に大きく関わるのです。

  •  人が足りずに長時間残業をしないと生産が追いつかない
  •  仕事がキツい一方でスタッフ系社員と比べて昇進が遅い
  •  若手が次々に心を病んだり他社に流出したりしている

こうして残業が常態化し高齢化が進んで疲弊しきった工場に負荷を入れたいと思いますか?

工場のそんな状況を見ていると「製品を多く売りたい」というモチベーションを保てません。

自社製品が好きになれないときの対処法

自社製品が好きになれないときの対処法

そもそも私は自社製品が嫌いになる事を悪いことだとは思っていません。

なぜならそれは嫌いになるくらい市場のことや顧客のことを考え抜いた結果だからです。

バツイチくん
バツイチくん

大企業で安定することだけが目的で仕事をしていたら好きにも嫌いにもならないだろうね

マルニ先輩
マルニ先輩

むしろ「自社製品を好きに慣れなくて悔しい」という気持ちを仕事のモチベーションに変えることだって可能だ

例え小さくてもメーカーは常に新しい製品を生み続けています。

そんな新製品の開発に顧客の声を届けるのはメーカー営業ならではのやりがいです。

開発機能を持たない商社にはないメーカー特有の仕事といえます。

また、マーケティングや企画部門など顧客と直接関わらない部署に異動することも有効な手段です。

少なくとも「好きでもない製品を売る罪悪感」からは解放されます。

▼次の関連記事にメーカー営業のやりがいについて詳しくまとめました

好きだった仕事を嫌いになる前に

好きだった仕事を嫌いになる前に

もし自社製品を好きになれないのが原因で仕事が嫌いになりそうなら、私は転職することを強くオススメします。

むしろ転職のチャンスと言い換えてもいいかもしれません。

なぜなら「なぜ自社製品が好きになれないのか?」を言語化すると自然と転職の志望動機になるからです。

バツイチくん
バツイチくん

せっかく好きと思える仕事に出会えたなら嫌いになる前に動かないともったいないよね

マルニ先輩
マルニ先輩

企業が求めているのは「仕事が嫌いな人」ではなく「仕事を嫌いになりたくない人」なのさ

多くの人が職場の人間関係、長時間労働、安い給与などネガティブな理由で転職を決意します。

そんななか自社製品を好きになれずに葛藤した経験は確実にプラスに働きます。

  •  魅力的な製品を世に出すメーカーで働きたい
  •  心から「好き」といえる製品を扱ってみたい
  •  家族や友人にも胸を張って自社製品を勧めたい

一度しかない人生、せっかくならそんな仕事も自社製品も好きでいられる会社を見つけましょう。

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