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この記事のまとめ
せっかく大企業に就職できたなら可能な限り偉くなりたい!
でも実績より最初に配属された部署が重要という噂も…
長いサラリーマン経験を通じて見えた出世コースに乗る人・外れる人の特徴とは?
大企業で目の当たりにした不透明な人事について解説します
同じタイミングで会社に入ったはずなのに同期はいつの間にか管理職?
理由を聞くと「あいつはラインに乗っているから」との事…
このように年功序列といわれる日本の大企業でも出世のスピードは人それぞれ違います。
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やっぱり実力があるから出世も早いのかな?
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どうかな?そんなにスキルや成績に差なんてない気がするけど?
外資系やベンチャーならまだしも、古い日本企業の昇格基準は不透明なことがたくさんあります。
- 上司に気に入られているから?
- 入社したときからエリートコース?
- たまたま出世しやすい部署だった?
私はメーカーを中心に大企業から大企業へと転職して色んな会社の人事を見てきました。
そんななかで学んだ出世コースに乗る人・外れる人の特徴を解説します。
特に所属する部署が出世に与える影響を中心にこの問題を紐解きます。
もくじ
大企業で出世コースに乗るためのコツ
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最近は年功序列でみんなの役職を上げられるほど企業の側にも余裕がありません。
それどころか出世コースから外れたらリストラの対象になるほど現実は厳しいです。
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大企業が希望退職者を募集するニュース…最近多いもんなぁ
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管理職ですらリストラの対象になるんだから平社員は崖っぷちだよ
ポストが減れば減るほど、キャリアを重ねたときの同年代との格差は大きくなります。
では勝ち組に入るにはどうすればいいのか?
そこで大企業で出世コースに乗るために若いうちから意識すべき3つのポイントを紹介します。
真面目に働くだけでは不十分です。
悪目立ちしない
いわゆるビジネスドラマ、「倍返しだ!」でおなじみのサラリーマン活劇といった物語の主人公はとにかく会社で目立つ存在です。
- 大きな成果を出し注目を浴びる
- 悪名高い上司と対立して打ち倒す
- 長い歴史で培った悪しき風習を断ち切る
ところが現実の世界ではむしろなるべく悪目立ちしない方が出世コースに乗りやすいです。
なぜなら日本の会社における評価は減点方式だからです。
つまり大きな点を稼ぐよりも減点がゼロであることに価値があります。
失敗しない人間が偉くなった結果、海外での競争力を日々失いつつある今日の日本企業の姿があるのは皮肉なことですが…
アピールする上司を間違えない
出世を目論んでいるなら、上司との良好な関係は不可欠です。
ただし、誰とでも仲良くしていればいいというわけではありません。
- 自分を引き上げる権限を持っているか?
- その上司自身が出世コースに乗っているか?
- 社内の派閥など同じ勢力に属しているか?
これらを意識して適切な上司にアピールすることが重要です。
逆にいえば人事的な決定権が無かったり、それ以上の出世が見込めなかったり、ただ偉そうにしているだけの上司に時間や労力を割くのは無駄です。
権力の無い上司にふられた仕事は適当にさばくなり断るなりして、時間を奪われないよう気をつけましょう。
出世しやすい部署に所属する
会社には出世しやすい部署と出世しにくい部署があります。
- 全体に占める売上・利益の高い花形部署
- 高学歴が集められたスタッフ部門
- 新しい価値を生み出す研究開発部門
大きな成績を上げるよりも出世しやすい部署に所属することが一番手っ取り早いです。
ただし、どの部署が出世しやすいのかは入社してみないとわかりません。
そもそも大企業の一括採用では配属が自由に選べないリスクもあります。
配属でハズレを引いたとしても、何年後かに出世しやすい部署に異動するのも一つの手段です。
出世しやすい部署の見分け方
![出世しやすい部署の見分け方](https://company-divorce.com/wp-content/uploads/2021/06/4-6.jpg)
出世しやすい部署に配属され、そこの上司に気にいられ、コツコツと成果を出して悪目立ちしない。
これが日本の大企業における出世の王道パターンです。
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最初にどの部署に配属されるかって結構重要なんだね
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自分が所属する部署の見極めは早目にしておいた方がいいぞ
一生懸命仕事をしているのに気がついたら同期で自分だけが取り残されている…
それってもしかして出世しにくい部署にいるのが原因では?
貴重な時間を無駄にしないためにも出世しやすい部署を見極める5つのポイントをまとめました。
もし見極めが早くできれば異動や転職など早期に手を打てるかもしれません。
役員・経営陣の出身部署はどこか?
先ずは会社の役員・経営陣の顔ぶれを見てみましょう。
専務、常務、執行役員といった経営陣になれるのは出世コースに乗れた一握りだけです。
そんな役員・経営陣がどの部署の出身か?という事実ほど信憑性の高い情報はありません。
数が多ければ多いほど、出世に強い部署と見ることができます。
ただしその勢力図は時代の流れによって変化するので過去から遡った「流れ」を見ることが重要です。
ライバルが少ない部署
日本の企業はいわゆる相対評価のシステムを採用しています。
つまりどんなに良い成績を残しても同じ部署に上がいるとA評価をもらえません。
逆に同年代のライバルが少ない部署は成績がそこそこでもA評価をもらえます。
残業の多い営業の出世が遅く、残業の少ないスタッフ部門がスイスイ出世していく。
体質の古いメーカーではこういった事象がよく見られるのはそのためです。
課長までが早いor課長からが早い
「出世が早いか」と「どこまで行けるか」は別の話です。
例えば主任や課長といった中間管理職までが早くても、そこから上に行くのが難しい部署もあります。
主任までは早かったのにそこから先のポストが詰まってる…
出世する部署を見極めたいなら「自分がどこまで行きたいのか?」という視点もセットで考えましょう。
事務系と技術系の力関係
事務系と技術系の力関係も会社によって異なります。
特にメーカーは普段の仕事における事務系と技術系の発言力の差が顕著です。
- 営業が強い会社
- 研究開発が強い会社
- 工場が強い会社
自分がどのタイプの会社に所属しているのかも出世コースを探るカギです。
海外駐在と出世
最近では縮小する国内市場を諦め海外展開に注力する会社が増えました。
そんな企業で海外駐在をしたあと帰任して昇格するというのも出世のトレンドです。
人事査定でTOEICのスコアを考慮する企業も増えてきました。
また駐在をすると転職の道も開けるので、会社が手放したくない海外人材を出世させて引き止めるということもあります。
▼次の関連記事に海外駐在と出世の関係についてまとめました
![【海外赴任】駐在員は今もエリートコース?出世できなかった人の特徴](https://company-divorce.com/wp-content/uploads/2021/06/本文を追加-2-160x160.jpg)
出世コースから外れる人の特徴とは?
![出世コースから外れる人の特徴とは?](https://company-divorce.com/wp-content/uploads/2021/06/3-6.jpg)
ポストが限られている以上、残念ながら全ての人が出世できるわけではありません。
30歳を過ぎると徐々に差がついていき、40代になるともう埋められない明らかな格差が生まれます。
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出世している同期に「ボーナスいくらだった?」なんて怖くて聞けない
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役職も給料も大きく差が開くから出世競争って残酷なんだよなぁ
出世コースから外れる人の特徴は大きく2種類あります。
具体的にどういう人が出世コースから外れてしまうのか?
1つはコミュニケーション力が低いパターンです。
- 意図していないのに上司をイラつかせてしまう
- 自己主張が弱くナメられがち
- チーム内で良好な人間関係が作れない
人はすぐレッテルを貼りたがるのでコミュニケーション能力の低さという分かりやすい弱点に食いつきます。
社内で居場所がなくなって精神的に病んでしまおうものなら、いよいよ出世は望めません。
もう1つは間違った方向に努力をしてしまうパターンです。
このパターンは社内で顔が広くて実力もあるのになぜか出世できないのが特徴です。
- 八方美人すぎて権限のある上司に効果的にアピールできていない
- イエスマンしすぎて評価につながらない雑務を押し付けられる
- 流れに身を任せすぎて希望していない部署に異動させられる
これでは優秀な人材でも得意分野で実力を発揮できずに埋もれてしまいます。
このループに陥った場合は転職して一度環境をリセットするのも良いかもしれません。
大企業の出世コースは変わるのか?
![大企業の出世コースは変わるのか?](https://company-divorce.com/wp-content/uploads/2021/06/2-6.jpg)
残念ながら出世するチャンスは以前よりも減ってしまいました。
会社にも年功序列でポストを作るほど余裕が無いのが現状です。
でもそれは大企業が実力主義に移行するチャンスととらえることも出来ます。
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大して仕事もできない人が上司になるよりはマシかも
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実力主義が浸透すれば飲み会で上司に媚びる必要もなくなるな
最近では海外展開に成功しているグローバル企業を中心にジョブ型化、実力主義化が進んでいます。
転職経験者にとっても出世しやい時代です。
このような人事評価の整備が進めば大企業で出世を狙うのも悪くないキャリア選択です。
私は新卒で入社した企業で出世コースに乗れなかったことが転職したきっかけでした。
そこから大企業への転職に成功し、昔の同期よりも高い給料をもらっています。
一度しかない人生、自分を正当に評価してくれない会社で働きたくない!
そう思った時は転職して新しい環境で挑戦する選択肢を検討してみてください。