この記事のまとめ
上司から祝福され、同僚から祝福され、後輩から祝福され…
幸せの絶頂から一転してまさかのスピード離婚!?
そんな社内結婚から社内離婚に至った悲惨な顛末と原因について解説します
社内結婚なんて安易にするもんじゃないな…
職場に配属されたかわいい後輩女子とまさかの社内結婚!
会社の近くで待ち合わせ、上司や同僚に隠れてデートし、出張中もLINEでやりとり…
そんな幸せな日々は長くは続かず、わずか1年でスピード離婚してしまいました!
えーーー!いったい何があったの!?
まぁ最近では社内離婚ってそんなに珍しいことじゃないよね
私が知っている中でも社内離婚をした同僚が何組かありました。
でもまさか、自分がその中の1人になるなんて…
そんな自身の経験から社内結婚でスピード離婚したときの対処法をまとめました。
私たちの場合は2人とも転職してその会社を離れましたが、その経緯についても解説します。
もくじ
社内離婚した際の注意点
離婚は結婚の10倍キツいと言われるくらい、メンタルが消耗するイベントです。
まして社内離婚ともなると精神的に大きな負担になります。
お互いの上司や同僚の目が気になって仕事に集中できなそう…
しかも離婚相手が同じ会社にいるって地獄でしかないだろ…
半年ぐらい休職したいのが本音ですが、実は社内離婚の直後は対処すべき問題が山積みです。
そこで社内離婚をした際の対処すべき手続きや覚悟すべき試練について解説します。
私の場合、この試練に耐えられなかったことが退職につながった原因の1つです。
人事への報告は必須
まず、離婚がどんなに恥ずかしいことでも人事への報告は避けられません。
- 会社に登録している世帯情報
- 引越しに伴う住所と通勤経路
- 家賃補助など福利厚生の条件
これら離婚に伴う人事情報は全て変更しなければならないからです。
家族寮などを利用している場合はいつまでに退去しなければならないのかについても確認しなければなりません。
噂が流れるのは不可避
人事には仕事上知りえた情報を他の人には話してはならない、いわゆる守秘義務があります。
とはいえ、会社には「ここだけの話~」と口を滑らせてしまう噂好きの人がいるものです。
まず、社内離婚した場合に離婚の事実を隠し通すことは不可能と考えて間違いないでしょう。
そもそも結婚の祝福だけしてもらって都合の悪い事実だけを隠すというのは都合の良すぎる話です。
職場の人にはいい迷惑
離婚のことを社内のあちこちで噂されたら迷惑だ!
そんな風に思う人もいるかも知れませんが、職場の人はむしろ社内離婚した当事者を迷惑に感じています。
- 会議に2人を招集してもいいのかな?
- 飲み会を開きたいのに2人がいたらムリかな?
- 2人がいるせいで職場の雰囲気がきまずい…
と、このように社内離婚をした2人は職場で腫れ物扱いです。
勝手に離婚した2人のために何でこんなに気を使わなきゃならないんだ?
と、周囲の人は表に出さなくてもストレスを抱えているかもしれません。
意に沿わない異動
仕事を円滑に進める上でチームワークは非常に重要です。
離婚という明らかな人間関係の溝はチームワークを乱す理由で異動させられる覚悟も必要でしょう。
多くの場合、2人のうち立場の弱い方が異動させられます。
なかには地方への転勤を命じられるケースも少なくありません。
社内再婚のリスク
社内結婚をする人の特徴として、外部に人間関係を広げるのが苦手な内弁慶タイプの人が多い傾向にあります。
そのせいか、社内離婚に懲りずまた社内で恋愛・再婚をするケースも意外とたくさんいました。
元妻と今妻が同じ職場にいたら…と、想像しただけで気まずいですよね!
私が以前いた職場には社内離婚した2人が両方とも別の社内の人と再婚するという破天荒なケースもありました。
社内結婚がスピード離婚に終わる理由
以前は社内結婚をすると女性の方が寿退社するのが一般的でした。
しかし最近では女性の社会進出も進み結婚後も同じ会社に残ることが増えています。
それにより社内結婚した夫婦の間に亀裂が入ることもしばしば…
昼も夜も一緒だとオン・オフの切り替えが難しそう…
距離感が近すぎると見たくないものまで見えてきちゃうからね
私の場合はたったの1年しか結婚生活がもちませんでした。
その経験から社内結婚がスピード離婚に至りやすい原因を解説します。
当時の心境を振り返ると具体的に何が良好な夫婦関係の妨げになるのか?
ずっと一緒で窮屈
どんなに仲の良い夫婦でも、たまには1人の時間が欲しくなるものです。
- 昼は同じ職場で働き夜は同じ家に帰る
- 出張の日程や場所が常に把握されている
- 給料やボーナスの情報も筒抜け
このように社内結婚をすると一緒に過ごす時間が長くなりプライベートの時間を作るのが困難なのが一番の悩みです。
更にお金の管理までされるとストレス発散をする機会がなかなかできません。
知りたくない情報が入る
社内結婚をすると共通の知り合いが自然と多くなります。
しかし人間関係のつながりが多いことは、夫婦にとって必ずしもいいことばかりではありません。
- パートナーに秘密にしていた情報が友人経由で漏れてしまった…
- 個人的に嫌いな上司とパートナーの仲がいいのが不満…
- 知りたくないパートナーの過去の話を聞いてしまった…
このように嫉妬や束縛につながるいざこざが生じるリスクを常に抱えることになります。
まして元カノや元カレが社内にいたら余計に複雑です。
結婚した理由が浅はか
そもそも結婚相手を選ぶ理由が「身近にいたから」だったのが問題なのかもしれません。
- 「先輩として頼れる」を「異性として魅力的である」と錯覚してしまった?
- 同じ境遇で会社や上司の悪口を言って傷を舐めあう共依存の関係だった?
- 上司や同僚に隠れてデートする背徳感に酔っていただけ?
こういった環境に依存する恋愛は熱しやすく冷めやすい傾向にあります。
そもそもタイプでもないのに何で結婚したんだっけ?
と、結婚後にふと我に返って冷めてしまう典型例ですね。
▼次の関連記事に社内恋愛のデメリットについてまとめています
【男のホンネ】社内恋愛はめんどくさい?メリット・デメリットまとめ社内離婚で退職した理由
社内離婚をしようが別の社内の人と再婚しようが退職する必要は全くありません。
確かに元妻・元夫と職場で顔を合わせると気まずいし、なるべく距離を置きたいものです。
ただ、そうは言っても仕事を失うリスクまで負えないのが多くの人の本音でしょう。
生活のため、恥ずかしくても背に腹は代えられないよね
そもそも離婚したからといってクビにされるわけでもないからな
はっきりいって、離婚の噂が広まることや気まずい空気が流れることはどうしようもありません。
一方で、そういった噂をスルーしさえすれば社内離婚を理由に直接不利益を被ることはないので安心してください。
では社内離婚をきっかけに退職・転職する人の本当の目的は何なのか?
私の場合は元々会社に不満があり、かねてから転職したいと思っていたことが大きかったです。
- 転職してみたいけど重い腰が上がらない…
- 今の自分なら転職してキャリアアップすることも可能なのでは?
- いつも漠然と「ここは自分がいるべき場所ではない」と感じている
日ごろからこのように感じている人にとって社内離婚は外へ出るこれ以上にないきっかけです。
こうして私は中小企業から大企業へ転職し給料も待遇もアップしました。
元妻の方も海外移住する夢を追いかけて退職していました。
このようにキャリアアップや夢につながるなら社内離婚をきっかけに会社から去るのはアリかと思います。
社内離婚は必ずしも悲惨な結末じゃない
社内離婚をした直後はとにかく地獄のような日々でした。
離婚でメンタルぼろぼろになりながら会社に行くなんてツラすぎる…
お互い会社に残るリスクを考えると社内離婚は慎重にするべきだね
中にはバツイチ独身のまま同じ会社残り続ける選択をする人もいるでしょう。
それが幸せな選択なのかどうか、私には判断できません。
ここで重要なのは社内離婚は結末ではなく新たな出会いのスタートラインだということです。
社内離婚に懲りた私はマッチングアプリを使って再婚を果たしました。
会社から目を離しただけで無数の選択肢が広がっている!
これまで会社という狭い世界で恋愛を完結させていた私にとってマッチングアプリとの出会いは衝撃的でした。
社内の面倒な人間関係に邪魔されること無く再婚相手を選べたからこそ今の幸せがあるんだと思います。