【体験談】離婚に必要なエネルギーとは?結婚の10倍パワーを使う理由

【体験談】離婚に必要なエネルギーとは?結婚の10倍パワーを使う理由

この記事のまとめ

離婚に必要なエネルギーはどんなもの?

離婚に必要なパワーは結婚の10倍!ってよく効くけど本当?

大げさに言ってるだけではありません

経験者として離婚に必要なエネルギーと「結婚の10倍パワーが必要」の理由を解説します

甘く見ないほうがいいです

ラップ先輩

離婚は結婚よりもパワーが必要である。

そう聞くとどんなことを想像しますか?

  • 子供がいたら親権とか養育ひの話があるから当然?
  • 持ち家にはどっちが住むのかで揉める?
  • 裁判になったら費用も時間もかかる?

たしかにそうかもしれません。

鎌田くん

じゃあ子供もいない、不動産もない夫婦ならそんなに苦労せず離婚できるんじゃない?

いや、実際は子供の有無も不動産の有無も関係なく離婚には結婚の10倍パワーが必要だよ

ラップ先輩

離婚に必要なエネルギーは結婚に必要なそれとは全くの別物です。

結婚とはなにがどのように違うのか?

なぜ子供なし、不動産なしでもパワーが必要なのか?

この辺を実体験から詳しく解説します。

離婚に必要な3つのエネルギー

離婚に必要な3つのエネルギー

結婚に必要なパワーと離婚に必要なパワーは全くの別物です。

そのことを理解するにはまず、離婚に必要なエネルギーとはどんなものか?を理解する必要があります。

鎌田くん

結婚の方がポジティブで離婚の方がネガティブっていうのはなんとなくわかるけど…

離婚の際にエネルギーを費やす対象を3つに分類するとわかりやすいよ

ラップ先輩

エネルギーを費やす対象は大きく以下の3つに分類できます。

  1. 離婚する「相手(パートナー)」に費やすエネルギー
  2. 離婚が持つ「負のイメージ」に費やすエネルギー
  3. 「私」自身が離婚を受け入れるのに費やすエネルギー

離婚する「相手(パートナー)」に費やすエネルギー

相手の反対を押し切って結婚の手続きを進める、などという珍しい話は聞いたことがありません。

しかし、離婚の場合はパートナーの反対や抵抗がつきものです。

  • 離婚そのものに反対
  • 離婚のタイミングや進め方に意見の相違
  • 離婚の条件について対立

など、一口に反対・抵抗といってもその種類や難易度は離婚要因や手続きの段階によって様々あります。

これらの壁を乗り越えるには離婚する相手とのコミュニケーションが不可欠です。

ただし問題は、離婚の話をする時点でパートナーとは既に険悪な関係になっていることがほとんど…

険悪な相手とのコミュニケーションはそれだけでも大きなストレスになります。

離婚が持つ「負のイメージ」に費やすエネルギー

離婚なんていまどき珍しいことじゃない…

とはいえまだ「離婚」に対して多くの人がネガティブなイメージを抱いています。

  • 親になんと説明すればいいのか…
  • 祝福してくれた友達に合わせる顔がない…
  • 職場の人からなんて思われるのか…

このような世間体に対して気遣ったり説明責任を果たしたりするのに費やすエネルギーは想像以上です。

特に責任感の強い人ほど必要以上にエネルギーを消耗してしまう傾向があります。

場合によっては環境を変えたり、人間関係を見直したりなどといったパワーも必要になってくるでしょう。

離婚という結果を肯定的に受け入れるエネルギー

パートナーに対してエネルギーを費やし…周囲の人に対してエネルギーを費やし…

最後に費やすのは離婚の第一当事者である自分に対するエネルギーです。

  • 他に選ぶべき道もあったのではないか?
  • 結婚を続けられなかったのは自分の弱さのせい?
  • たくさんの人に心配や迷惑をかけ手申し訳ない…

そのような罪悪感や後悔を乗り越えて前を向かなければいつまでもずるずるとエネルギーを消耗し続けます。

その状態を防ぐためにも、まずパワーを1点集中して「離婚」というイベントを肯定的に受け入れることが重要です。

離婚をきっかけに幸せになれるかどうかの分かれ道はそこで決まるといっても過言ではありません。

離婚は結婚の10倍パワーが必要といわれる理由

離婚は結婚の10倍パワーが必要といわれる理由

実は、結婚と離婚とで手続きにおいての差はほとんどありません。

それではなぜ離婚には結婚の10倍、100倍のパワーが必要だといわれているのでしょうか?

鎌田くん

確かに婚姻届も離婚届も書く内容はほとんど変わらないはずなんだよね

書く内容は変わらなくても書く状況が変われば必要なパワーも違ってくるのさ

ラップ先輩

実体験から得た離婚に10倍パワーが必要な理由をきっかり10個まとめました。

希望の結婚に対して絶望の離婚

体育の時間はあっという間に過ぎてしまうのに、算数の授業はいつまでたっても終わらない…

これと同じようなことが結婚と離婚にも言うことができます。

結婚の手続きは希望に満ちた2人が高いテンションを保ってあっという間に終わらせました。

一方で、離婚という絶望に向かうイベントは時間が10倍にも100倍に長く感じらるものです。

熱いストーブの上に1分間手を当ててみて下さい、
まるで1時間位に感じられる
では可愛い女の子と一緒に1時間座っているとどうだろう、
まるで1分間ぐらいにしか感じられない
それが相対性です

アルベルト・アインシュタイン

相対性理論とはまさにこのことだったのですね。

不仲な相手とのコミュニケーション

結婚と同じで、離婚も相手がいて初めて出来ることです。

ころが多くの場合、離婚手続きを進めている時点で相手との関係は悪化した状態です。

無視、既読スルー、声も聞きたくない、視界に入れたくない…

離婚手続きでパワーを消耗するのはそんな不仲な相手とのコミュニケーションも大きな原因です。

私は別居してメールのみでのやり取りでしたが、それでも対応の悪さや遅さがストレスでした。

親への報告と署名

婚姻も離婚も第三者の証人、一般的には親の署名があってはじめて成立します。

「離婚届に署名をして欲しい」

こんな残酷なお願いを親にしなければいけないのが離婚手続きの残酷なところです。

  • どんなタイミングで報告しよう?
  • どんな伝え方をしよう
  • 原因についてはなんていおう?

親思いの人ほど親をできるだけ傷つけないための気遣いにパワーを使うものです。

離婚は恥という世間の目

若い世代になるほど離婚に対する抵抗感は薄まっているといわれています。

とはいえ、世間にはまだ「離婚は恥」という雰囲気があります。

  • 会社の人にはいつ言おうか?
  • 近所の人からどう思われるのか?
  • バツイチは再婚に不利なのでは?

そのような世間の目にさらされ不安に駆られるのは離婚ならではといえます。

祝福してくれた友人への罪悪感

結婚を祝福してくれた友人たちに離婚の報告をする。

これは想像するだけでも逃げたくなるような任務ですよね。

でも安心してください。

本当の友人は離婚した後もそれまでと変わらず仲良くしてくれます!

とはいえ、友達想いの人ほど気遣うあまりに離婚を報告するまでに余分なパワーを消耗します。

私のオススメは友人への離婚報告をSNSで済ませることです。

▼次の参考記事でその当時の心境や友人の反応を細かに解説します

【SNS活用】友人への離婚報告をFacebookでやってみた反応は?【SNS活用】友人への離婚報告をFacebookでやってみた反応は?

財産分与

子供がいなくても不動産を持っていなくても、離婚の際に最も争いの原因になるのが財産分与です。

共有した時間が長ければ長いほど、共有した財産をどちらが引き取るのかで苦労します。

運が良ければ話し合いで解決しますが、必要な場合には弁護士など専門家の知識が必要です。

特に、以下の2パターンについては専門家を交えてしっかりと話し合う必要があります。

  1. 子供がいる場合
  2. 不動産・住宅ローンがある場合

子供がいる場合は言わずもがなですが、「子供の権利」を守るために専門家に相談するのは親としての責任ともいえます。

不動産・住宅ローンの問題については離婚係争(民法)とは別に「区分所有法」や「借地借家法」といった別次元の法律が関わってきます。

コスパよく、かつ自分に優位な結果に持って行きたい場合には躊躇することなく専門家の知識を借りましょう。

アイデンティティーの喪失

好きという気持ちを失っていても、結婚して同じときを過ごした事実は消えません。

共有した時間の中でパートナーの存在は多かれ少なかれ自身を形作るアイデンティティーの一部になっています。

よく、「心にぽっかりと穴があいたような感覚」っていいますよね。

これは好きな相手と別れた寂しさというより、自分のアイデンティティーの一部を切り取られたことにより生じるものです。

そんあ喪失感と向き合うのもまた、離婚にパワーを要する一因です。

失った時間

失った時間は戻ってはきません。

たとえ1-2年の短い結婚生活であったとしても、離婚した時点では確実に結婚当初より1-2年の歳をります

残念ながら日本の社会には、「再就職」「恋愛・婚活」など年齢が不利に働くシーンがたくさんあります。

そんな再出発のパワーを消耗しがちな人は離婚後に海外生活をするのも一つの選択肢です。

海外なら日本人は若く見られるし、そもそも就職適齢期・結婚適齢期といった日本特有の価値観も存在しません。

ちなみに私は離婚後、2年間にわたり海外で生活をして帰国後には大企業に再就職も果たしました。

▼次の関連記事で私が離婚後の海外生活で感じたメリットをまとめました

【オススメ】離婚後は海外生活で気持ちを整理しよう【実体験】【オススメ】離婚後は海外生活で気持ちを整理しよう【実体験】

パートナーからの反対

結婚するときはなくて離婚するときはあるもの、それがパートナーの反対です。

特に離婚を切り出した側はパートナーから少なからず反対・抵抗を受けるケースがよくあります。

  • いかに相手を説得させるか?
  • いかに円満に離婚できる方向にもっていくか?
  • いかに相手に抵抗されないようにするか?

特に相手のプライドが高いときほど離婚を納得させるプロセスで多くのパワーを消費します。

私も様々な工夫を凝らしてなんとか円満に離婚することに成功しました。

▼次の関連記事にプライドが高くても円満に離婚成立できる方法をまとめています

【重要】プライドが高くても円満に離婚できた5つのポイント【争いなし】【重要】プライドが高くても円満に離婚できた5つのポイント【争いなし】

やり直せる道があるかも

  • 離婚という結論に100%納得しているのか?
  • ほかの選択肢は本当に遺されていないのか?
  • こんな状況になるまでにすべきことがあったのではないか?

責任感の強い人ほどこのような後悔の気持ちにさいなまれます。

相手や周囲の人たちのみならず、離婚のパワーは自分を納得させるためにも使われるのです。

後悔を残さないために重要なのは「離婚しない道を模索した」という既成事実を作ることが重要です。

▼次の関連記事に後悔しないための離婚のプロセスをまとめました

【重要】後悔しない離婚のプロセス|5つのステップで考える【重要】後悔しない離婚のプロセス|5つのステップで考える

離婚に必要なエネルギー(パワー)は想像以上

離婚に必要なエネルギー(パワー)は想像以上

  • 離婚なんて書類を提出すれば簡単に成立する?
  • 子供も不動産もなければ離婚はそれほど苦労しない?
  • 浮気もしていないし裁判にもならないから特に準備は必要ない?

甘いです!

経験してみてわかったのですが、離婚に必要なエネルギー(パワー)は想像をはるかに超えたものでした。

鎌田くん

人によってはノイローゼになったり鬱になったりするらしいよ

離婚に踏み切るならそれなりの準備と覚悟が必要だよな

ラップ先輩

私自身、離婚成立までのプロセスは、ノイローゼまではいきませんが、仕事も手につかないほど憔悴しきっていました。

仕事や子育てと平行しながら離婚手続きを進める場合はなおさら事前準備と覚悟が不可欠です。

そんなとき、1人でがんばろうとしてはいけません。

なるべく両親や友人、そして知識・経験の豊富な専門家の助けを借りるようにしましょう。

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