この記事のまとめ
婚約破棄は人に言えないほど恥ずかしいことなのか?
離婚と比べて経験談を探すのが難しく、誰も詳しく語ってくれません
ところが私は運悪く離婚と婚約破棄の両方を経験する羽目に…
そんな不幸な経験から婚約破棄が離婚よりマシだと思う理由を解説します
いまや離婚は3組に1組が経験するといわれるほど身近なものになりました。
そのおかげで良くも悪くも離婚は昔ほど恥ずかしいものではなくなったように思います。
一方で、離婚に比べて婚約破棄をされた話はほとんど聞いたことがありません。
言われてみれば芸能人でも婚約破棄で話題になった人なんていたっけ?
パっとは思い出せないのはそれだけ婚約破棄が表沙汰にならないってことさ
もしかしたら婚約破棄はよっぽど恥ずかしくて公表されないのか?
私は離婚も婚約破棄も両方経験しましたが、特に婚約破棄の対処法はネットで探してもなかなか見つからず苦労しました。
そこで離婚と婚約破棄はどちらが大変かを自身の経験に基づいて解説します。
特に婚約破棄の経験談を探している人は参考にしてみてください。
もくじ
婚約破棄と離婚はどちらが大変?
先に結論から言うと婚約破棄よりも離婚の方が圧倒的に大変です。
それはただ離婚届や財産分与など手続きが煩雑なだけが理由ではありません。
精神的にも婚約破棄の方が離婚よりもマシな理由が大きく2つあります。
一つは過ごした時間の重みの差です。
短い期間だったとはいえ夫婦として一緒に過ごした時間は特別なものでした。
やっぱ「恋人になる」のと「夫婦になる」のとじゃ意味合いが全然違うのか
家族として過ごした時間が長いほど離れる際の苦痛も大きいよな
私の場合は子供も無く円満離婚で、結婚生活も2年ほどしかありませんでした。
それでも長い間引きずったのは離婚経験の方です。
もう一つの理由は別れたことで得られる安堵感の差です。
婚約破棄も当然、ツラい別れであることは変わりありません。
それでも離婚よりマシだと思えたのは間違った人との結婚を避けられた安堵感があったからです。
私は価値観の合わない人との結婚生活がいかに苦しいものかを知っています。
婚約破棄をするような相手と結婚していたらもっと辛い思いをしたに違いありません。
そんな辛い結婚生活に人生の貴重な時間を無駄にしなかった分、精神的にも婚約破棄の方がマシに思えるのです。
▼次の関連記事に私が婚約破棄という結果に安堵した理由をまとめています
婚約破棄が離婚より恥ずかしい理由
婚約破棄と離婚はどちらがマシだったか?
もしそんな質問を受けたら、婚約破棄の方がマシだったと即答するでしょう。
一方でより恥ずかしかったのはどちらかと聞かれたら婚約破棄の方が恥ずかしかったかもしれません。
戸籍も汚れていないんだしそんなに恥ずかしがらなくてもいいのでは?
戸籍が汚れない代わりに面子やプライドを傷つけられるのかもな
もちろん婚約破棄の原因やタイミングにもよって恥ずかしさの度合いは変わってくるでしょう。
私の場合は以下のイベントを済ませた後に婚約破棄されました。
- プロポーズ
- 結婚指輪の購入
- 親同士の顔合わせ
これらの状況を踏まえた上で婚約破棄が離婚よりも恥ずかしいと感じる原因はどこからくるのか?
私自身の当時の心境を振り返って解説します。
振られたのと似た感覚
一般的に離婚は長年のすれ違いや家族観の違いなど、双方に埋められない溝があって決断するものです。
それに比べて婚約破棄はどちらかの一方的な拒絶により成立する傾向にあります。
婚約破棄された側はいわば恋愛で振られたのと感覚的には同じです。(もちろん度合いは大きいですが…)
プライドも傷つけられるし、既に結婚することを友人に伝えていた場合はドン引きされるでしょう。
周りに経験者がいない
良くも悪くも離婚はそこまで珍しいことではなくなりました。
同級生や会社の同僚など身近な人間関係にもバツイチ仲間は少なからずいます。
一方で婚約破棄を経験した人はゼロに等しいです。
そんな誰も経験しないような珍事に巻き込まれるなんて運が悪すぎる…
このような仲間のいない孤独感が婚約破棄の気恥ずかしさを助長します。
幸せとのギャップ
離婚とはいわば下り坂です。
結婚をピークに徐々に関係が悪化し、すれ違いを繰り返し、最終的に離婚に至ります。
一方の婚約破棄は幸せの絶頂に到達する直前にハシゴを外されるような感覚です。
この幸せとのギャップが1周回って滑稽で、あまりのバカバカしさに羞恥心を覚えます。
例えるなら、ニセCM出演ドッキリに引っかかってぬか喜びするお笑い芸人と同じような心境でしょうか。
▼次の関連記事につらい婚約破棄の乗り越え方について解説しています
婚約破棄と離婚の決定的な違い
私が再婚するにあたって婚活に利用したのはマッチングアプリです。
マッチングアプリで出会った女性には離婚経験や婚約破棄の過去について一切隠さず打ち明けました。
すると不思議なことに多くの女性が離婚の原因に関心を持つ一方で婚約破棄の原因にはほとんど無関心でした。
婚約破棄の原因って離婚の原因ほど気にならないものなのかなぁ?
婚約破棄した側か、婚約破棄された側か、によっても違いそうだな
バツイチの場合は再婚に際して相手から少なからず警戒心を抱かます。
- 離婚の原因が浮気やDVだったらどうしよう…
- 離婚を決断するほどの価値観の違いってなんだったのか?
- 子供(養育費)の有無や元妻との関係が気になる…
一方で婚約破棄はした側とされた側の立場がハッキリしているのでそこまで複雑なイベントではありません。
そのおかげで婚約破棄の経験は再婚に際して何の弊害にもならないのが特徴です。
この、再婚に際して邪魔になるかどうかが離婚と婚約破棄を隔てる決定的な違いだと思います。
ちなみに婚約破棄した側は、打ち明けるメリットも特にないので隠し通すほうが無難でしょう。
婚約破棄は離婚より遥かにマシだ!
婚約破棄された直後は落ち込んでも仕方ないかもしれません。
でも離婚経験者からすれば下手に結婚するよりも婚約破棄でとどまった方が全然マシだろうと思います。
離婚と婚約破棄、両方経験した人が言うなら間違いないかもね
だから婚約破棄されたからってそこまで落ち込む必要もないんだよ
同じように婚約破棄した側もそこまで負い目を感じる必要はありません。
恥ずかしいと思っている暇があるならさっさと次に行くことが幸せへの近道です。
私は婚約破棄をされた翌日にマッチングアプリに登録し、その3ヶ月後には現在の妻に出会いました。
新しい彼女ができたら婚約破棄なんてネタみたいなものです。
1度しかない人生、婚約破棄なんかで貴重な時間を無駄にしないよう注意しましょう。