この記事のまとめ
個人の自由が尊重され、女性の社会進出も進む時代で別居婚は今後のスタンダードになり得るのか?
残念ながら、そんな簡単なものでもありません…
最終的に離婚に至った経験から別居婚のデメリットと続かない理由を解説します
イイトコドリするための条件とは?
子供がいないなら別居婚もアリなのでは?
お互いを信頼していれば離れていても結婚関係は継続できるのでは?
私も最初はそう思っていましたが、甘かったです…
信頼関係があって浮気をしない前提でも上手くいかないものかな?
実際に経験してみないと何が問題なのかわからないよな
今は世界中、どこにいてもネットさえつながればお互いの顔を見て会話できる便利な時代です。
そんな時代でも別居婚を実際にやってみるとデメリットが多くて続かないことがわかりました。
なぜ続かないのか?
どのようなデメリットがあるのか?
別居婚が成功する条件はないのか?
実際に経験した苦労話を交えて別居婚の実情を紐解きます。
もくじ
別居婚のメリット・デメリット
結婚しても自分の時間や人生を縛られたくない…
そのように自分らしく生きるための手段として別居婚を選ぶのはアリなのか?
最近は共働き世帯も増えてきているから夫婦のありかたも変わってよさそうだね
精神的・経済的に独立していたら必ずしも同居は必要じゃないからな
確かに別居婚であれば住む場所も自由に選べ、マイペースな生活を維持できます。
一方で、別居しながら良好な夫婦関係を本当に維持できるのか不安も…
そこで先ずは別居婚のメリットとデメリットを正確に理解しておくことが重要です。
どちらが自分の性格に合っているか?事前にしっかり確認しておきましょう。
別居婚のメリット
別居婚の良いところはなんといっても同居生活に伴う自由の制約がないところです。
具体的には以下のようなメリットがあります。
- マイペースな生活ができる
- パートナーと程よい距離感を保てる
- 住む場所を自由に決められる
- 財布を完全に分けられる
- 仕事や趣味に集中できる
- 友人と多くの時間を過ごせる
- 好きな家具・家電を置ける
これなら結婚しても独身時代とほとんど変わらないライフスタイルを維持できそうだね
趣味や友人が多い人にはメリットが大きいかもな
もちろん、家事の分担や衛生観念のすり合わせといった同居のストレスもありません。
また、程よい距離感を置けるのでマンネリ防止にもつながります。
別居婚のデメリット
別居婚のデメリットで意外と見落とされがちなのは生活費の負担増です。
家具・家電が増えるのはもちろん、家賃も2部屋分が必要となります。
その他、主要なものとしては以下のようなものがあります。
- 生活費がかかる
- 夫婦で過ごす時間が減る
- 浮気をされる不安がある
- 結婚している意味がわからなくなる
- 両親や周囲の理解を得られづらい
- 病気や事故のときにすぐに頼れない
- 子育てをする環境が作りづらい
別居婚をするにはお互いが精神的・経済的に自立していることが大前提になりそうだね
経済的な負担増を許容してまで別居婚する目的を明確にするのがポイントだな
別居婚であれば良くも悪くもパートナーに依存することがなくなります。
ただし両親など上の世代の人になかなか理解を得られづらい場合もあるので注意しましょう。
別居婚が続かない最大の理由とは?
同居のストレスなしに生涯パートナーとして共に生きる誓いを立てる…
そんな合理的な別居婚はイイトコドリなのでは?
私も最初はそのように思っていましたが大きな間違いでした。
結局、一緒に住んでいないと浮気する隙ができちゃうってことかな
いや、別居婚が上手くいかない原因は浮気だけじゃないぜ
実際に私は、お互いの仕事の都合で別居婚を選択し、残念ながら半年ほどで離婚することになりました。
別に浮気もしていないし、子供がいたわけでもありません。
その経験からわかったのは別居婚が続かない最大の理由は「共に生きる覚悟の欠如」だということです。
- 同居しながら価値観の違いをすり合わせる
- こだわりを妥協し合いながら歩み寄る
- 趣味や友人に割いていた時間を夫婦時間にあてる
これらの「負担」すら許容できない相手を「生涯のパートナー」と呼ぶには少し都合が良すぎます。
例えばパートナーが交通事故で障害を負っても共に生きるといえるのか?
- 結婚しているという社会的なステータス
- 会社や役所から得られる各種手当て
- 遺産を相続する権利
このように「得られるもの」ばかりに気を取られると損得勘定という弱いつながりしか見出せず、「得られるもの」がなくなった瞬間に離婚になります。
別居婚が成功するための条件
実際に経験して出した結論は、別居婚が長続きするのは難しいというものです。
とはいえ、ライフスタイルが多様化したことで別居婚を選択した方が理想の結婚生活を実現できるケースも増えてきました。
女性の社会進出が進んだことで夫婦のあり方が変化しているのは事実だからね
条件さえ満たせば別居婚が上手くいくことだって可能さ
別居婚で成功するにはまず、別居婚のメリット・デメリットをお互いが把握することです。
その上で別居婚が成功するための条件を確認することで上手くいく確立が上昇します。
特に以下の3つの条件を1つでも多く満たせれば幸せな別居婚も実現可能です。
同居した期間がある
別々の人生を歩んできた他人同士が同居していれば多少のストレスやトラブルはつきもの…
そういったトラブルの際にネガティブな感情をどのようにコントロールして問題に対処できるか?
これはパートナーが生涯共に歩んでいける相手かを見極めるうえで重要な情報です。
同居生活を通じてパートナーの人間性を深く知ることで別居生活を乗り越える安心感を得られます。
また、子供が生まれたときなど同居への切替えが必要なときにスムーズに移行できます。
別居婚をする目的を明確にする
別居婚をすることで得られる「自分らしさ」とはどのようなものなのか?
「自分らしく生きるため」ともっともらしいことを言うならその具体的な目的説明できる必要があります。
- 長年の夢を叶えるため
- キャリアアップして経済的な自由を得るため
- 若いうちしか出来ない新しいことに挑戦するため
と、別居婚を選ぶポジティブで明確な理由があればパートナーも周囲の人も応援してくれます。
逆に「同居がイヤだから」とう後向きの理由だけでは周囲の支援を得られづらいでしょう。
同居する具体的な予定が決まっている
別居婚を選べるのは精神的・経済的に自立できている証拠です。
ただし自立した人だからこそ注意しなければならないのが別居生活への慣れです。
- 子供を作るタイミングで同居する
- ○歳までは夢にチャレンジしたい
- あと○年はお互いのキャリアアップを優先しよう
と、別居生活を終える具体的なタイミングを事前に決めることは必須です。
でないと一人で生きることが当たり前になってしまい、その状態が長続きするとパートナーの存在価値を見失いかねません。
別居婚はデメリットが多くて続かない
今どきは別居婚でイイトコドリした合理的な結婚生活を送るのが流行だ!
そんなイメージを軽く持っていた人に警告がしたくてこの記事を書きました。
なぜなら私自身離婚を経験したことで別居婚を甘く見ていたことにようやく気づいたからです。
結婚しても自由なライフスタイルを維持するのって難しいんだね
多様性っていうオシャレな響きに騙されて本質を見失わないようにな
別居婚で失敗した私は結局、同居してお互いを支えあえる別のパートナーと再婚しました。
- 同居するストレスを許容できる
- 価値観やライフスタイルの違いをコミュニケーションですり合わせられる
- お互いの得意・不得意を把握して弱みを補い合える
再婚してみてこれらの同居することで得られるパートナーとの関係性に大きな価値があることがわかりました。
パートナーが別居婚を希望している場合は、先ずは慎重に話し合うことが大切です。
そこで折り合いがつかない場合は、別のパートナーを探した方がいいのかもしれません。